高城剛著書を読んで、コロナウィルス後の世界を考える

2020年1月に、武漢でコロナが蔓延し、都市が封鎖された状況をYouTubeで見ていました。これは凄いことになっていると思いましたが、どこかまだ他人事でした。

それがやがて欧州やアメリカにも拡大して、NYでの医療崩壊のニュースは、まるで映画を観ているようなスケールでしたし、つい先日まで「完全なカタチ」でオリンピックを予定通り開催すると言っていた安倍首相が、緊急事態宣言を発出。

新宿や銀座などのターミナル駅はゴーストタウンのように静まりかえり、まさに世紀末。人が歩いていない街やホームを歩いていると、まるで白昼夢を見ているような、映画の世界の中にいるような気分です。

メルマガを拝見する限り、高城剛さんは沖縄で相変わらず元気にお過ごしのようです。

在宅時間も増えたので、高城剛さんの過去の著書を読んでみようと分断した世界 逆転するグローバリズムの行方 を購入しました。

現在コロナで国境が分断されていていますが、タイトルが現在の状況と重なっていますね。しかし、この書籍の情報量と質は凄まじいものがあります。上野真理子さんとゆう東洋経済やpresidentなどでも執筆されているライターさんが取材協力でクレジット入りしてますが、あまりにも多岐に渡る情報量と質で、「ほぼ共著なんじゃない?」「上野さんがゴーストライターが書いたんじゃない?」とまで思ってしまいました。少しうがった見方をしてしまいましたごめんなさい。

まあ、高城剛はユニット名かもしれないということも、いつしかメルマガで書いてあったような気もしますが、なにしろ高城さんは想像を絶するほどの賢人でありますし、いずれにしてもこのような濃い内容を出版できる能力は凄いです。

1989年に崩壊したベルリンの壁。約30年を遡って、その30年に何が起こったのかを検証。

2008年のリーマンショックの詳細などなど、かなり勉強になります。

感染対策はもとより、今後の経済危機や社会構造の方が気になってきた昨今。知見を広げて情報を多角的に読み解く力も必要ですね。国内のニュースはNHKで拾って、ほかにCNNやNewyork Timesを、翻訳して読む習慣を始めました。

緊急事態宣言の発出から2週間ほど経ちますが、今まで当たり前だった日常は奪われ、鬱々とした閉塞感は心身ともにストレスがかかります。

ニュースなどの報道を僕がいくら読み漁っても、世の中は変わりませんし、たまにはスマホは置いて読書の時間をとるだけで、精神も安定しますね。

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